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水虫

水虫

最終更新:2026年2月8日

 

水虫とは

正確な病名は足白癬(あしはくせん)と呼ばれる、足に起こる真菌(カビ)感染症です。

皮膚に白癬菌というカビが感染することで起こり、日本ではとても身近な皮膚疾患のひとつです。

年齢や性別を問わず発症し、自覚症状が軽いために放置されている方も少なくありません。

 

水虫の原因

足白癬は、白癬菌という真菌(カビ)が皮膚に感染することで起こります。

感染・悪化しやすい環境

  • 足が蒸れやすい(靴・靴下の長時間着用)
  • プール・温泉・ジムなどの共用施設
  • 家族内に水虫の方がいる
  • 皮膚のバリア機能が低下している

白癬菌は目に見えず、身の回りに存在することも多いため、誰でも感染する可能性があります。

 

水虫の主な症状

足白癬にはいくつかのタイプがあり、症状も異なります。

  •  足の指の間が白くふやける、皮がむける
  •  かゆみがある(ない場合もあります)
  •  足底や踵の皮膚がカサカサしている、厚くなる
  •  小さな水ぶくれができる

※「かゆくないから水虫ではない」と思われがちですが、かゆみのない足白癬も多く存在します。

 

水虫の合併症

水虫は皮膚バリアを担う角層に寄生し、角層をボロボロにして皮膚バリアを破壊するため、細菌感染などのリスクが高まります。

そもそも足は清潔でなく雑菌も増えやすい環境であることから、さらにリスクが跳ね上がります。

蜂窩織炎や壊疽性筋膜炎、ガス壊疽など重篤な細菌感染症を引き起こし、入院による点滴治療が必要になったり、最悪の場合は命に関わるケースもみられます。

特に糖尿病や動脈硬化症、透析中の患者は重篤になるリスクが高いため注意が必要です。

「たかが水虫、されど水虫」です。

 

水虫の治療

水虫の治療は抗真菌薬の外用療法が基本となり、これだけで大多数の方が改善します。

治療期間は4-5ヶ月間外用することが多いです。

しかし、「見た目がきれいになったから」と自己判断で中止されると再発しやすいです。

そのため治療終了がいつになるかは皮膚科医とよく相談してください。

 

日常生活で気をつけること

水虫は感染症なので、治ってもまた発症することがあります。

むしろ水虫になる方は、そもそも水虫になりやすい生活環境のため再発するリスクが高いとも言えます。

治療とあわせて、日常生活の工夫で予防することが大切です。

  • 足を清潔に保ち、洗った後はよく乾かす
  • 靴はよく乾燥させ,中敷も洗いよく乾かす
  • 通気性のよい,5本指の靴下を選ぶ

特に外反母趾・内反小趾など足趾の変形があって足趾同士が密着している方は、通気性が悪く趾間が白くふやけて水虫になりやすい状態です。

 

受診の目安

次のような場合は、皮膚科への受診をおすすめします。

  • 市販の水虫薬を使っても改善しない
  • 何度も再発を繰り返している
  • 足指の間が痒い、小さい水疱がある
  • 本当に水虫かどうか分からない

 

Q&A

Q1. かゆくないのですが、水虫の可能性はありますか?

はい、あります。

足白癬にはかゆみの少ないタイプもあり、特に足の裏がカサカサ厚くなるタイプでは、ほとんどかゆみを感じないこともあります。

「かゆくない=水虫ではない」とは限りません。

 

Q2. 市販の水虫薬で治りますか?

症状によっては改善することもありますが、注意が必要です。

自己判断で使用すると、実は水虫ではない皮膚疾患だったというケースもあります。

また、症状が良くなっても治療期間が不十分だと再発しやすくなります。

 

Q3. 見た目がきれいになれば治ったと考えてよいですか?

必ずしもそうとは限りません。

白癬菌は皮膚の奥に残っていることがあり、見た目が改善しても治療の継続が必要な場合があります。

医師の指示に従って治療を続けることが大切です。

 

Q4. 家族にうつることはありますか?

未治療の場合、環境を介して感染する可能性はあります。

白癬菌は、床・バスマット・スリッパなどを介して広がることがあります。

タオルや足ふきマットの共用を避ける、足を清潔に保つなどの工夫が予防につながります。

治療中であれば感染する可能性は低いでしょう。

 

Q5. 水虫だと思っていたら、別の病気のこともありますか?

はい、あります。

足の湿疹や乾燥、かぶれなど、水虫とよく似た症状の皮膚疾患は少なくありません。

正確な診断のためには、皮膚科での診察が重要です。

 

Q6. 水虫になったのは家族からうつされたからですか?

必ずしもそうとは言えません。

プール・温泉・ジムなどの共用施設からの感染の可能性もあります。

ある研究では家族それぞれが別々の白癬菌であったと報告されている例もあります。

 

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